めまい
正確な診断と適切な治療が重要
めまいは、自分や周囲がぐるぐる回っているように感じたり、ふらつきや立ちくらみを感じる症状です。 主な症状には、回転性のめまい(ぐるぐる回る感じ)、ふらつき、吐き気や嘔吐、耳鳴りや難聴を伴うこともあります。 症状の持続時間や発作の頻度によって原因が異なるため、正確な診断と適切な治療が重要です。
めまいの主な原因
- メニエール病
- 良性発作性頭位めまい症
- 突発性難聴に伴うめまい
- 慢性中耳炎や内耳炎によるめまい など
VOR検査が可能
VOR(前庭動眼反射)とは頭を動かしたときに、視線を安定させるために眼球が反射的に逆方向へ動く反応のことを言います。
この反射は、内耳の前庭器官(特に三半規管)と眼球運動をつかさどる神経系が正常に働いているかどうかを反映します。
VOR検査はこの反射を調べ、内耳の前庭機能(平衡感覚)を評価するための重要な検査です。
VORの低下が原因のめまいとして、前庭神経炎やメニエール病などがあります。
メニエール病の治療について
当院では、メニエール病に対して薬物療法や生活指導で効果が不十分な場合、中耳加圧療法を行なっています。
中耳加圧療法は内リンパ水腫の調整を目的とし、中耳腔に圧を加え内耳のリンパ液の圧バランスを調整し、
内リンパ水腫の進行を抑える保存的治療法です。
手術に比べ負担が少なく、発作が減る・症状が楽になるなどのメリットがあります。
